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分譲住宅の住宅性能評価制度

静岡市をはじめとする全国の分譲住宅には、法的に「住宅性能評価制度」が定められていることをご存知でしょうか?この記事では、住宅性能評価制度の種類や評価基準について詳しく解説していきます。

分譲住宅の住宅性能表示評価制度とは?

平成12年10月から運用が開始された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき、分譲住宅には「住宅性能表示評価制度」が定められています。
「住宅性能表示制度」とは、住宅の性能を評価をするための基準と手続きについて、日本国内での共通ルーツとして定めている制度のことです。また住宅性能を表示する基準も、同制度により定められています。

参照元:国土交通省
(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/hinkaku/081001pamphlet-new-guide.pdf)

住宅性能評価の種類

設計住宅性能評価

「設計住宅性能評価」とは、住宅の設計段階での住宅性能への評価のことです。住宅は完成していないものの、求める住宅性能を設計の段階でどのくらい実現できているか評価することを指します。
登録住宅性能評価期間が設計図を確認して評価し、「設計住宅性能評価書」を交付するという流れで評価が行われます。

参照元:国土交通省
(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/hinkaku/081001pamphlet-new-guide.pdf)

建設住宅性能評価

「建設住宅性能評価」とは、設計住宅性能評価書でまとめられている住宅性能がどれほど実現できたか評価し、その結果をまとめることです。
設計住宅性能評価では、あくまでも設計段階で実現できると思われる性能を評価しましたが、建設住宅性能評価は、実際に住宅が完成した段階で実現できた性能を評価します。
評価の流れは設計住宅性能評価と同じで、登録住宅性能評価機関の評価により行われますが、完成した分譲住宅に対する検査により評価されることが違いです。評価が済むと、「建設住宅性能評価書」が交付されます。

参照元:国土交通省
(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/hinkaku/081001pamphlet-new-guide.pdf)

住宅性能評価の評価基準

分譲住宅における住宅性能評価の評価基準は、次の10個の分野に分けられています。

  1. 構造の安定
  2. 火災時の安全
  3. 劣化の軽減
  4. 維持管理・更新への配慮
  5. 温熱環境
  6. 空気環境
  7. 光・視環境
  8. 音環境
  9. 高齢者への配慮
  10. 防犯

実際の評価基準はそれぞれの分野の中に複数あり、全部で34項目が用意されています。34の評価方法基準は国土交通大臣により定められており、数値により評価されるので住宅に関する知識のない人でも住宅性能がわかりやすくなることがメリットです。

参照元:国土交通省
(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/hinkaku/081001pamphlet-new-guide.pdf)